加筆済
2010 10.7~10.9 DAY1 Gossamer Gearの創始者であるGlen van peski氏と奥秩父を歩くという会に参加させて頂いた。 三鷹Hiker‘s depot店主 土屋氏をはじめそうそうたるメンバー11人でのHikeとなった。 瑞牆山荘から奥秩父縦走路を通り奥多摩駅へと3泊で歩く予定だったが、はたしてどうなったか。 Glenさんら一部を除くメンバーで韮崎駅からバスで瑞牆山荘を目指す、運賃2000円。 貸し切り状態で遠足のよう。 ドイツ人のMiguelさん。 日本語ペラペラで漢字も書ける。 夏に病気をしてそれをおしての参加となった。 「軽いねー」と土屋さん。 二人は今回同じGGのMurmurだった。 基本通りラクラク小指で持ち上がる軽さ。 奥に見えるはご存じ山より道具のULGさん。 何度かお会いしているがフィールドで会うのは初めて。 zzz-bearさん。 静かに見えて色々な人と間をつないでくれるのでいつも助かっている。 PackはGGのWhisper。 Locus gearのジョウタロウさんを交えて。 しかし本当にすごいメンツ。 Glenさんが肩にかけているのは今回Glenさんのスポンサーとなっているエバニューの豆絞り。 奥秩父は何度も歩いているがこの金峰周辺は歩いていなかったので、僕にとって待望の山といえる。 気持ち良い森歩きを抜けると巨岩地帯に出て、中々楽しませてくれるエリアだった。 中央に見えるは浜松から参加のbmpことcreepさん。 お会いするのは二回目だが気さくな方でよくしていただいた。 ルートを逸れて岩の上を走って行くbeyondさんをあきれた顔で見送る面々。 GlenのCuben製スタッフサックに入ったクッカーEvernew600と4日分の行動食。 この量で4日分とはよほど燃費が良いのだろう。 僕は足を運びながらよく柿ピー等を食べるが、彼はちょっと足を止めた時に摂取していた。 そのビスケットとMiguelさんが持参したシシャモを一緒に食べている。 美味いといっていたが本当だろうか? あとかぶっていたハットがとてもかっこいいので見せてもらったらカナダ製のTilley というブランドだとか。 裏地がグリーンだからMiguelさんのも同じブランドだろうか? とにかく生地がしっかりしていて形が良かった。 日本の夏だと蒸れるかな。 rwalkerさんも常用していて野田知佑氏なども愛用していた名品だとか。 creep`s individual style. 金峰手前の樹林帯の急坂あたり。 みんな自由に個々のペースで歩こうと言っていたが、いざ歩きだすとやはり遅れがちな人を待ったりとまとまって歩くようになっていた。 大体大きく分けて二つの集団に分かれて歩いていた。 後で聞くと体調の優れないMiguelさんにcreepさんが付き添う形で歩いていたそうで、配慮が足りず申し訳なかった。 パーティを分断するというのは登山の常識から言うと正しくないのだけど、自分の事は自分で出来る装備を持って普段からソロハイキングでそれを実践している人達なので大した問題では無いと思った。 ただソロなら非常時でも適当にビバークすれば済むが、幕営地が決まっていてそこで待っている人がいるとなると無理してでも辿り着かなければならないのでリスクが高くなる。 だからソロのスタイルをそのままパーティに持ち込むと難しい面も出てくるし、装備も変わってくると思う。 ソロだからこその安全性や自由度、パーティ故の制約やリスク等色々考えさせられた。 beyondさんは断崖と見るやその上に立ちたがるので、見ている方がヒヤヒヤした。 ガスってしまいあまり展望はよくないが、見通しの良い雄大な光景にみな満足した表情をしていた。 このあたりでULGさんが後ろ向きに転げてパックのメッシュを破く。 五丈石をバックに。 良く見るとセンスのよいラクガキがたくさん彫ってあり感心する。 シェルの交換会。 ここぞとばかりにマニアックな素材談義が交わされる。 中央のアウトドアネットショップ経営Chiyochangより来期の展開情報が飛び出す。 土屋さんとGlenには某雑誌の取材が入っており、反対方面の大弛峠から上がって待っていた取材チームとお仕事の時間となった。 岩場を歩いて来る二人を望遠で狙うのだが天候が優れず、行ったり来たりを繰り返し大変そうだった。 まだかかりそうだったので残りのメンバーで先を行く事になった。 山頂を去り際Glenの通訳として帯同していたEvernew USの福地さんのパックが、カラスに漁られてマンゴーを奪われていた。 金峰山を後にして幕営予定の大弛峠を目指す。 金峰以降はフラットだという誰かの情報とは裏腹に朝日岳の前で大変な急坂が待っていた。 beyondさんが「みんなこんな坂登って平気でいるけど関東のハイカーは凄いなあ」と感心していたが、みんなしっかりへばっていた。 うす暗くなってきた16時過ぎに大一陣が大弛小屋に到着。 ここは雪の時期に来て逃げ込んだ事がある思い出の小屋だ。 平日だからか無人のため料金箱にお金を入れて幕営。 MiguelさんとCreepさんが遅れて到着。 やはりMiguelさんは少しツラかったようだ。 いつものGolite poncho tarp。 いまいち線が出ないためカサも流用するがそれでも弛んでいる。大弛だからか。 他のメンバーの幕はスペックが解らないのでこちらを参照されたい。 ここのところは固形燃料やミニマムなCFストーブで落ち着いていたが、今回はα米ではなく玄米を炊くというULにあるまじき食料計画だったため(自宅から水を吸わせた状態で玄米を背負った)、アルコールが沢山入り強火が得られるT`s stove超軽ブラッシュを持参した。 ロール状のCFを挿入してアルコールが燃えたあと弱火を維持してくれるのを狙った。 2合炊くのにアルコールを満タン×2回でおよそ30分かかった。 基本だと玄米の分量の1.5倍の水を使うが多めに入れて水分を飛ばす方がうまくいく。 やはりアルコールも水も多く使うのでUL的とは言えない。 しかし知人が栽培した米を知人から譲り受けた鍋で炊きたいという、少しセンチメンタルな思いがあったので実行してみた。 Glenにこれはフリーズドライではないと説明したら呆れた顔をされた。 炊飯中に鍋をひっくり返す。 しかしカルデラコーン率が高かった。 Glenはチタンの板を曲げただけのエスビット台にカルデラの風防だった。 クスクスにガーリック入りオリーブオイルを垂らした物を食していた。 玄米は上々に炊けて他の人の評判も良かった。 塩コンブ、梅干しでいくらでも食べれるが翌朝用に半分残す。 アルミ鍋(クッカーというより鍋と呼びたい)はアメリカのStanco Grease Strainerという物で、フタの取っ手と中のザルを除いて103グラムで容量約1リットル。 全く聞いた事がないメーカーだがBPLのフォーラムにも載っていた。 とにかく薄くて軽い。 皆普段は持たないであろう量の酒を出してきて軽く酒盛りのようになった。 街で飲むときと違い皆騒がずに粛々と飲んでいるのが面白い。 山でうるさいのが嫌いという嗜好のハイカーが山で集まるとこうなるのか。 Glenは食事を済ませたらすぐさまシュラフに潜り込むという正統的スルーハイカーの道具だてなので、防寒具は薄手のダウンベストのみと少し寒そうだった。 まだ日米友好の宴は静かに進みそうだったが、僕は一足先に寝床へ失礼した。 皆寝静まった深夜に隣接する峠の駐車場から聞こえてくるギターの音に安眠をさえぎられ、寝付けなくなったので星を眺めつつブラブラと散歩していた。 東京よりも確実に距離が近い星空に向けてシャッターを一枚切ったところで雲がかかったので寝床へ戻った。 続く。
by yasler
| 2010-10-12 14:34
| 歩記
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