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笛吹川を溯る 2日目

2日目

簡単な朝食を済ませ済み渡った空気の中出発。
木々の間から青空が見える。
渓では涼しい風がそよいでいるが稜線上ではすでにかなりの暑さになっているだろう。
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# by yasler | 2011-08-28 17:03 | 歩記

笛吹川を溯る

「秩父の山の美はむしろ渓谷にある。そしてこれほど壮絶な、これほど潤いを有する渓谷を、何処に見出す事が出来るだろうか。私たちは秩父に誇るべき一景を加えたことを喜ばずにはいられなかった。」

田部重治「山と渓谷」より

昨年あたりから夏の灼熱の登山道から沢を見下ろすたびに「あそこに飛び込めたらどれだけ幸せだろうか」と考えていた。

そしてついにクライミング仲間Hを伴い奥秩父の渓谷へと降り立った。

2011年 8月13日~14日
笛吹川東沢釜の沢の遡行。
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# by yasler | 2011-08-28 13:20 | 歩記

被災地へ

あの日僕はビルの七階にいた。
尋常ではない揺れにこれはただごとではない、何か大変な事がこの国で起こったと直感した。
そしてそれは東北で起こっていた。
都心では交通機関がストップしていたため、自宅まで五時間かけて歩いて帰った。
帰宅するなりTVをつけると訪れた事もない聞いた事もない地名の街が、濁流に飲み込まれていく映像が流れていた。
まるで実感はなく「まじかよ、すごいな」とため息をもらすばかりだった。

そしてあの日から一ヶ月後、僕はその地に立っていた。
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# by yasler | 2011-04-21 00:37 | 雑記

奥秩父で胸ラッセル

2011.2月25日~2月27日
西沢渓谷~徳ちゃん新道~甲武信小屋(幕営)
甲武信小屋~甲武信ヶ武~雁坂峠
雁坂峠~道の駅みとみ

念願だった冬期の奥秩父歩きへ。
トレース無しの胸ラッセルで痛快なハイクとなった。
写真のみで綴る。
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# by yasler | 2011-04-17 21:19 | 歩記

Okuchichibu hike with Glenvp&愚蓮隊 Day3 完結編

3日目、しとしと降る雨の中避難小屋を後にする。
晴れていれば苔蒸した森と時折見える富士山の威容を楽しめる絶好の道なのだけど、濃霧の中をひたすら行進して行く一行。
glenにも「晴れてればここから富士山がよく見えるんだ」と説明する。

遠くから参加している人にこの道の素晴らしさを体感してほしかったので僕は「晴れてればなあ残念だなあ」と消沈していた。
ところがBeyondさんの「いやあ気持ちええねえ!」と(半袖で)はしゃいでいる姿を見て、ああこの人達は天気がどうであれ山を楽しめる人達なんだと気づいて嬉しくなった。

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奥秩父ハイカーにはおなじみの雁坂峠へ。
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雨装束は一番個性が出て面白い。
glenはDry ducksのジャケットにCubenのレインチャプスだった。

そして本当は4日間の行程だが僕はここで皆と別れて下山しなければならない。
広瀬湖側に下りるか秩父湖側に下りる悩んでいたがChiyochangの「秩父湖側の川又に下りるのが楽だ」という助言に従うことに。

その結果たいへん愉快な出来事に遭遇する事となる。

後日三鷹で予定されているHiker`s partyでの再会を約束して一行と別れた。
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この先は特に難しい箇所もない樹林帯の下りだ。
雨にそぼ濡れながらとぼとぼ歩く。
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この3日間の事を思い出すとつい笑みがこぼれてしまう。
いつも通りのソロ歩きに戻っただけなんだけど、なんだか感傷的になってしまった。
暖かさに慣れてしまうとそこから抜け出すのがつらくなる。
まるでこたつみたいだなと独りほくそ笑む。
こんな山の中でこんな事に気づかされるとは思っていなかった。
いやむしろ非日常の山の中だからこそなのかなと、これぞ一人歩きの醍醐味とも言える思考のループにはまっていた時だった。

さほど急でもない下り坂の前方30メートルほど先にモコモコした黒い物がいる。
目が合った途端向こうも「あっ」という顔をした。
次の瞬間にはその物体は横の藪に飛び込んで消えていった。
ガサガサという藪をこぐ音を残して。

熊だ。

そのあとたっぷり5分は様子を見てじっとしていた、というより足がすくんで動けなかった。
今から来た道を引き返すのは現実的ではない、進むしかない。
僕は熊鈴があまり好きではないうえに今回は集団だったので持たなかった。
とにかく腹から「うおっ!うおっ!」と声を発して存在を示しながら歩いた。
ちょうど前日に土屋さんに習ったコールだ。

もう藪から小鳥が飛び立つ音で心臓が止まる思いだった。

樺避難小屋、突出峠、岩道場を経て川又へとたどり着いた。
いまだ経験した事のない類の疲弊した身に待っていたのは、次のバスが来るのが3時間後という現実だった。
6キロほど先の秩父湖バス停まで行けばバスがあるらしいのでしかたなく歩く。
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結局2時間ほど舗装路を歩き、バスに乗り西武秩父駅へと辿りついた。
この下山時の出来事のおかげで忘れられない印象深い山行となった。

この山行の誘いがあった時錚々たるメンバーを聞いて、正直僕は断ろうかと思っていた。
僕なんかよりスキルがあって道具に詳しい魅力的な人が沢山いるのを知っているので、おこがましいという思いともったいないという気持ちがあったからだ。
でも今となっては参加して本当に良かったと思っている。

感謝をこめて。




後日談・・・翌日まで歩く予定だった他のメンバーも結局夜まで歩いてこの日のうちに下山したらしい。
       glenの装備では雨に濡れてもう一泊するのは厳しいだろうとの理由から。
       事前に気温は伝えてあったがあの湿度の高さから来る冷えはglenの想定外だったようだ。

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再見       




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# by yasler | 2011-03-05 02:17 | 歩記